「うん、レモンくんに賛同するのは癪(しゃく)だけど…ボクもそう思うよ。大好きなお菓子のために、きっとアンズちゃんは努力してきたはずだ。だってそうじゃなきゃ、アイデアを出してお店に採用されるなんて出来ないもん」 イチゴくんもいつもの可愛くて明るい笑顔を消して、真剣そのものの顔で頷く。 「自信持って、アンズちゃん。僕らは君を尊敬してる。だから―――」 リンゴくんが力強く頷いて、ブドウくんがその続きを私に言う。 「だから、私達に。教えていただけませんか?」 アンズさん。