「あー…言い方が悪かったか。俺達に、ああいったお菓子を教えてほしい」
ああいった、お菓子…。
その言葉に思い浮かぶのは、私がデザインしたり、アイデアを出したお菓子たち。
彼らが私と出会うきっかけになった…フルーツタルトのアイデア。
そして、お菓子を美味しそうに食べるお客様たちの笑顔と、ミカンくんたち、5人が美味しそうにスイーツを食べていた姿。
「…やっぱり、難しいか?学校に加えて、店の手伝いもしてるからな…。悪い。無理を言うつもりはないんだ」
私が断るつもりだと思ったのか、ミカンくんが複雑そうな表情でそう先に断ってくる。
「う、ううん!そうじゃなくって、全然…」


