果実と恋のバスケット

リンゴくんとブドウくんが淹れてくれた紅茶を飲むと、体の芯から温められるような熱さが喉を潤した。




「美味しい…」




ふとそうこぼすと、リンゴくんが




「そう?嬉しいなぁ。紅茶をいれるのは僕の特技でもあるから…」




と照れたように笑った。


ブドウくんもリンゴくんの隣で微笑みを浮かべている。





「…ま、そんなところでなんだけど…。アンズ、お前に頼みたいことがあるんだ」