果実と恋のバスケット






「わっ…!ご、ごめんねアンズちゃんっ…!待ちきれなくって、ついっ…!」





私から離れて、バタバタと小鳥のように手を動かすイチゴくん。




「はぁ…だからイチゴはガキだって言われんだよ」

「はぁっ⁉ボクが子供なのは認めても、おんなじ弟扱いされてるレモンくんには言われたくないんだよ〜!」

「あぁ⁉もっかい言いやがれ!」

「何回だって言ってやる〜!」





玄関の少し奥側からレモンくんがひょっこり顔を出すけど、それはイチゴくんに突っかかるためだったみたいで、すぐさま2人の間で口論が巻き起こる。




「えっ、あっ…あ、あれって止めなくてもいいの…?」

「止めてもムダだった。昔っからああ。」