果実と恋のバスケット






「ああ、そのことか…。実は僕たちも、あんまり良く分かっていないんだよね」



あはは…と苦笑いするリンゴくん。




「フルーツの化身である俺達が植えたからか、俺達がここに住んでいるからか、俺達自身で世話をしているからか…まぁ少なくとも、俺達“フルーツの化身”の影響を受けているんだろうな」

「そうなんだ…」



まるで夢のような力だな、と思う。


だって、旬がバラバラの果物を一気に万全の状態で収穫できるんだから。

お菓子やフルーツが好きな人にとっては、夢のようなものなんだ。



それにしても、本当にこれは夢なんじゃないかとも思う。

フルーツの化身の力、なんて…とてつもないファンタジーだ。