果実と恋のバスケット






「これ…おいしい、ですっ、すごいです…!」




ブドウくんも、なんだか大人びた口調とは裏腹に子供みたいに目がキラキラしている。

言葉も素直で、とっても嬉しそうな表情を見ていると、私も嬉しくなってしまった。




「すごいっ…!とけちゃいそう…!」

「うまっ、これは…なんていうか、さすがっていうか」




2人に遅れて、リンゴくんとミカンくんもこちらを見て微笑みながら感想を言ってくれる。


リンゴくんのフォークは待ち切れないみたいに2口目を運ぼうとしているし、ミカンくんに至ってはカットされているパウンドケーキ1切れをとっくに食べ終わっていた。