果実と恋のバスケット





5人の口にお菓子が運ばれていくのを、固唾をのんで見守る。



もちろん、お菓子に自身はあるけれど。

どうしても、美味しくないって言われたらどうしよう…っていう不安は、つきまとうものなんだ。


「美味しい!」って喜んでもらえるかどうかドキドキして、私はお客様がお菓子を食べる瞬間は、ものすごくドキドキする。




5人の口にお菓子が入った瞬間、5人は目をキラキラと輝かせた。



「わっ、おいしい…!おいしいっ…!」



5人の中で一番感情が出やすいのか、イチゴくんはいつも真っ先に反応をくれる。

唇の端にクリームを付けながら、スポンジとクリームと苺の味わいを確かめるように目を細めている。