そんなことはさておいて、私は持ってきていた注文票とペンを手に取る。
ここからは、お仕事モード!
「これがお菓子のメニューだよ。これは、期間限定のもの。それから、向こうにあるのがドリンク。好きなものを注文してね!」
そう説明すると、イチゴくんがさっそくケーキメニューのところを覗き込んで、はいっ!と元気よく手を上げた。
「はぁ〜い!ボク、このショートケーキに一目ぼれしちゃった〜!と、いうわけで、ボクはこのショートケーキで!」
イチゴくんが指さしたのは、安定して人気を誇るショートケーキ。
特に女子中高生の人たちに人気で、ケーキを切ったときのイチゴの断面がハートになるように、工夫して配置されていて、可愛さ満点なんだ。
もちろん、クリームは牛乳のところからこだわって作られていて、スポンジは焼き加減をとっても調節した、美味しさにも自信がある一品。
美味しさについて試行錯誤したのはお父さんで、私のアイデアをもとにお母さんが商品化をはかってくれたケーキのひとつなんだよ。


