幸い屋上には誰も来なくて、涼しい風とほんのりと漂う秋の匂いだけが通り、過ぎ去っていく。 レモンとアンズが付き合ったとしても、その他の誰かと付き合ったとしても、俺に彼らを責める資格はない。 俺は臆病だ。 その事実にようやく気づく。 他の全員が勇気をふるい告白する中で、俺だけがレモンを理由に逃げ続けている。 「どうしろっていうんだよ…」