果実と恋のバスケット




「『お前はお前でやってただろ』?」




レモンがそう言って俺を睨む。






「お前の言うことなんてお見通しだよ!ずっと見てたんだから!」





レモンが目を拭う。


泣きかけているんだ、と俺は近づいて手を伸ばそうとする。





「オレは”レモン”として存在を求められたことなんて、一度もない!」