果実と恋のバスケット




レモンはなぜか曇った表情をしている。


らしくないな、お前らしくない顔。





レモンは俺に言葉をぶつけるようにして話を続けた。






「お前ばっかずるい!ミカンばっかずるい!ミカンばっかみんなに見られて、オレはいっつも添え物扱いだった!」




レモンは叫ぶ。





でも、お前はお前で、俺のいないときにもなにかやってただろ?




そう口を開きかけたときだった。