果実と恋のバスケット




「じゃあアンズちゃん、また後で!」




イチゴくんはそれだけ言うとパタパタと駆け出していった。



その場には私とレモンくんだけで、レモンくんは黙って近くの空き教室に入る。




「え、えっと…レモンくん?」




声を掛けると、レモンくんは突然私に抱きついてきた。





「えっ…!?レモンくん!?」





私が驚いたのは、突然ハグされたことと…その人物がレモンくんだったってこと。