果実と恋のバスケット





私は素直に甘実くんの手のひらを見つめる。




甘実くんは空中を手のひらで撫でるような動作をする。と、そこに小さなポンッという音と軽い煙とともに、可愛らしいお花のリースが現れた。




「えっ…⁉」

「イチゴの花だよ〜!花言葉は『尊重と愛情』、『あなたは私を喜ばせる』!ボクからのお礼の気持ちと、これで信じて?っていう気持ちだよっ!」




はいっ!と可愛らしい笑顔で手渡された花からは、ほんのりとショートケーキの香りが。

可愛い…それに、いい香り…。

お店のドアとかに飾ろうかな…?




「…これで信じてくれた?」