「出店とかいーっぱいあるから、甘いお菓子とか食べ歩きしよう?アンズちゃんと食べたらもっと甘くなりそう!」
「ふふっ、そっかなぁ?」
微笑ましく、イチゴくんと会話を交わしていると、ブドウくんがひょっこりと現れた。
厨房で仕事をしていたときに邪魔だと言ってお団子になっていた髪は、もうすでにほどかれてポニーテールになっている。
「すみません、イチゴ。アンズさんを少しお借りしてもよいでしょうか?」
「えぇー?ダメだよ、先着順!」
リンゴくんがそう言ってたんだから!とムッとした表情を浮かべるイチゴくんに対して、ブドウくんは眉を下げて、申し訳無さそうにしている。
「ほんの数分ですから…」
「えー…やだ〜!」
「い、イチゴくん…!私も手短に終わらせられるようにするから…!ね?」


