果実と恋のバスケット




あまりにも的確な発言が図星で、私たちはイチゴくんから目を逸らしてしまう。


イチゴくんは、頭が悪いわけじゃないし、察しも良いんだよね…。





イチゴくんは軽く頭を掻いて、



「まぁいいや。後処理は自分でやってね?」




と言った。ブドウくんも



「当然ですよ」



と言い、男性たちを引きずるようにして教室を出ていった。






「アンズー!注文、はやくー!」

「あっ、はーい!」




厨房から急かす声が聞こえて、私とイチゴくんはすぐに通常の業務へと戻った。






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