果実と恋のバスケット




しかしそんな中、廊下に並んでいる人がざわついた。





「どうしたんだろう…?」


「何かあったんですかね…。私が見てきます。アンズさんは引き続き接客をお願いしますね」




ブドウくんが注文票とお盆をカウンターに置いて廊下へ早足で歩いていく。


すごい…こういうときの状況判断は、やっぱりブドウくんやミカンくんが素早いんだよね。

その片鱗を見て、私はため息を付く。



でもそんな暇もないから、私は注文票を手に急いで私を待つお客様の方へ向かった。




「ご注文はお決まりですか?」

「はい!このパフェとショートケーキを…!」

「承知いたしました!ブドウのパフェとハートイチゴのショートケーキでお間違いありませんか?」