果実と恋のバスケット



ここはお店になっている教室と厨房の間あたり。

だから多分、どっち側にも丸聞こえになっちゃってる…!


しーっと人差し指を口に当てると、イチゴくんも私の真似をして、膨らませていた頬を引っ込めて人差し指を立てる。


パチン!とウインクを添えて、もう片方の手で髪の毛を耳にかけると、それはもう様になっている。




「ふふっ…可愛さは相変わらずなんだね、イチゴくん」




さっきまでの空気が和らぐような気もして、私は自然と笑みを浮かべる。




イチゴくんは自慢げに、




「ふふっ、そうでしょ〜!ボクは世界で2番目に可愛いんだから!」




と胸を張った。