果実と恋のバスケット




元気なイチゴくんに腕を引っ張られて、私は恐る恐るカフェの内部を覗き込んだ。




イチゴくんがとある座席に案内してくれて「ご指名のアンズちゃんで〜す!」とお客さんに告げる。

そこにいたのは…。




「え!?お母さん、お父さんも!?」





お母さんとお父さんが笑顔で私に手を振っていた。






「アンズ!良かった、いたのね」

「おー!きれいになったな!さすが俺の娘だな!」




2人は優雅に客席に腰掛けて、メニュー表を眺めている。