数十秒経ったあと、リンゴくんが再度口を開いた。 「…指輪」 「指輪?」 さっきもらった、あの指輪のことかな…? 「飾りがあったでしょ?気に入ってくれた?」 私は指輪の形状を思い浮かべる。 確か、銀色の土台に細かい赤色の花の飾りがついていた。 とてもきれいで、ひと目で気に入ってしまうほどだった。