果実と恋のバスケット







リンゴくんに手を引かれて、私は校内を回っていた。



リンゴくんと一緒にいるからか、カフェの制服だからか、校内でもすごく目立っている気がする。




「本当に、よく似合ってるね。遠い国のお姫様みたい」

「そう、かな…?ありがとう。リンゴくんも王子様みたいだね」




そう言うと、リンゴくんは「そう言われるとさらっちゃいたくなるね〜」と目を細めて笑った。




「それじゃあ、どこに行く?」

「まずは出店に行こう!本物お祭りみたいだって!」




私はパンフレットを片手に、出し物を確認する。