果実と恋のバスケット



「レモン。話がある」




レモンくんに静かに目を向けたミカンくんは、レモンくんをじっと見つめている。


その一言で、全員の空気が凍りつくのがわかった。




誰もが固唾をのんで、2人を見守っている。





レモンくんは目を伏せて、長いため息を吐いた。




「今?」

「今。そうじゃなきゃダメ」

「…知らね」




レモンくんはそう言って、そっぽを向いて他の人のところに行ってしまった。