果実と恋のバスケット





私が言いかけたところ遮って、リンゴくんが言う。


いつもニコニコしている2人から、スッと笑顔が消えた。

こ、怖いっ…!





「な〜んで?別にボクがアンズちゃんと一緒に回ったっていいじゃな〜い!」

「良くない。これは僕とアンズちゃんのデート!だから!」

「はぁ〜?付き合ってないのにデート?じゃあボクもアンズちゃんとデートする!」

「残念!もう予約しちゃったんだ〜」




どんどんと無表情に…怖い顔になっていくイチゴくんとは対称的に、リンゴくんはうわべだけだとすぐに分かる笑顔になっている。

ふ、2人共、なんでそこまでこだわるんだろう…?




「…イチゴは明日デートすればいいでしょう?今日は僕のアンズちゃんだよ」