果実と恋のバスケット




「おい、ミカン」




レモンは俺の目をまっすぐに見た。




それを見て、いつもと違う…変わったんだと思った。




レモンのきれいな黄金色の瞳を見るのは、だいぶ久しぶりのことだった。


目元はやっぱり俺に似ていて、兄弟だと分かる。





でもいつも逸らされるから、まったく見ることの出来なかった弟の目。





「オレは、お前に負けてない」