果実と恋のバスケット




粘つくような笑顔で、俺の腕に絡みに来るそいつ。



あんな子…もしかして、アンズ…?




「何言ってんの、お前」





自分が予想したよりもずっと低い声が出て、自分でも驚く。




「っていうか、馴れ馴れしく近づかないでくれるかな。名前呼びも。」

「えっ…ご、ごめんなさい…でも、あいつはミカンくんって…」




…なに、こいつ。バカなの?


こいつとアンズの違いもわからないなんて…頭の中お花畑だなぁ。