果実と恋のバスケット




「…お父さんもお母さんも、お客様のことを一番に考えて、美味しいスイーツを提供したいと頑張っています。だから、有名になって、人気になることが出来た。そのことを、バカにしないでください。」

「は、いい子ちゃんぶってる?そういうのが好きなのかなぁ、ミカンくん」

「違います!それに、ミカンくんたちは関係ないことです!」





ばしゃり、と髪の毛が濡れる。


寒い秋の日だから、冷たい水をかけられて鳥肌が立つ。





「…そういうところ嫌いだわ、三囲さん」

「もういいや、帰ろ〜」





彼女たちはそのまま扉を出て、帰っていってしまう。