果実と恋のバスケット





「もしかして、さっきの話、聞こえてた?」





向こうから話を振ってきて、うつむいていた顔をバッとあげる。




「やっぱり〜?でもさ、ホントのことでしょ?」

「えっ…?そ、そんなこと…」

「あんたのところの店も。有名になったからって調子乗ってるでしょ?」

「それに三囲さん最近ミカンくんたちと仲いいじゃん!それを調子乗ってるっていうの!まさか付き合ってないでしょうね?」





彼女らは立ち上がり、私の目の前に立ちふさがる。




怖いけど、怯むわけには行かない。