果実と恋のバスケット





驚く私達をよそに、イチゴくんはのほほんとした表情でミカンくんに詰め寄っている。


こころなしかブラックなオーラが出ている気が…?





「ね〜え〜…ボクだけ仲間外れ〜?」

「ちがう。秘密は秘密」

「もう!ミカンくんのケチ!ブドウくんたちに言っちゃお!」

「おい、それはやめろ」





頬を膨らませたイチゴくんは、本を腕に抱えたままミカンくんとつつき合っている。



って、あれ?あの本…。





「イチゴくん、それ、軽食の本…?」

「そう!海の向こうの、イチゴが使われてるお料理を調べようと思って!」

「そうなんだ!」

「これに興味を持ったのも、アンズちゃんのおかげだよ〜!ありがとう!」