「ただいま〜!って、あれ?なんだか不穏な雰囲気?」 それを壊したのは、この家の中で最も明るい声だった。 「いいえ、大丈夫ですよ。おかえりなさい、イチゴ」 「うん、そうだよ。ちょっと相談事をしてただけだから気にしないでね」 「えっ、そうなの!?お邪魔しちゃってごめんね〜!」 イチゴは両手を顔の前に合わせて、彼いわく「ごめんなさーい!」のポーズを取る。 その光景があまりにもさっきの話し合いとアンバランスすぎて、リンゴがくすっと吹き出した。