「…人質取るぐらいしか脳のない雑魚が。俺の女のそばに寄るな」 ボソリ、と呟かれた言葉。 目を開けるとそこには、私を背にして男性たちと対峙するブドウくん。 その凛々しい姿勢に、私は思わず見惚れてしまう。 私に掴みかかっていた男性はブドウ畑の近くの石垣に身を沈めている。 う、嘘…! あんなに屈強そうなのに…! あんなところまで、ブドウくんが…?