果実と恋のバスケット




ううん、聞いたことはある。





でも、本当に彼の声かわからない。


まさか、本当に…?







私は恐る恐る、目を開ける。





そして、バットを振り上げたまま固まった男性と、その向こうにいる…知っている人の姿を見つけた。





彼はお団子にしていた髪の毛をいつの間にかほどいていて、きれいな紫髪が風になびいている。

だけど、その表情は見たことがない表情だった。