果実と恋のバスケット







林の方から、人がやってくる。


声からして、明らかにブドウくんじゃない。





危険な匂いがして、私は反射的に後ずさった。







「てめぇ、あいつの親玉か?知り合いか?あいつはどこにいる?よくもこんなことを…!」



「えっ、なっ、何…?」





林の木陰から現れたのは、大勢の男の人達。


その多くがバットや鉄パイプみたいなものを持って、私を威嚇している。