果実と恋のバスケット



他の子?と首を傾げて、すぐにリンゴくん達を思い浮かべる。





「もっと時間がかかったりはしたけれど、上手に行ったよ。みんなすぐにアドバイスとか指示を聞いてくれて、作業もしやすかったな…」


「そうですか…良かったです。あの子達のわがままに付き合ってくださって、ありがとうございます。更には私まで…」

「ううん、全然!みんなの知らないところとか知れて嬉しいよ!」

「アンズさんはお優しいですねぇ」




ブドウくんは目を細めて嬉しそうな表情を浮かべる。




「あの子達は、私にとって弟…もしくは、子どものようなものですから。」




子ども、と聞いて私はどこか納得してしまう。


ブドウくんがみんなにする行動は、まるでお母さんみたいだったし…ブドウくんが彼らの話をするときに浮かべる表情は、きっとみんなへの慈愛の表情だ。