果実と恋のバスケット




私が微笑みながら自分の鼻の頭をとんとんと叩くと、イチゴくんは自分の鼻に手を伸ばす。




「あ!」




イチゴくんの鼻にくっついていたホイップクリームが取れる。


可愛らしくくっついていた白いクリームは、今はイチゴくんの人差し指の上に乗っかっている。




「てへっ…集中しすぎて、気づかなかったよ〜」




イチゴくんはパチンとウインクをして、人差し指のクリームをぺろりと舐め取る。



綺麗ないちご色の瞳がすぅっと楽しそうに細められ、唇が弧を描く。