果実と恋のバスケット






トラブルがあったりもしたけれど、私達は順調にケーキ作りを進めていた。



クリームも作って、苺も用意しているうちに、いつの間にかオーブンからいい香りが漂っている。





「あ!アンズちゃーん、焼けたみたいだよ!」




イチゴくんがそう言って、オーブンを開ける。


取り出されたスポンジはきれいな黄金色で、甘くて美味しそうな香りを漂わせている。





「うわ〜、すっごく美味しそう…!」




イチゴくんが目を細めて、惚れ惚れとするようにスポンジの甘い香りに浸る。