果実と恋のバスケット





「なかなか落ちないね〜…」

「ヘラを使おう、イチゴくん!こうやって落とすの!」




棚からヘラを取り出したアンズちゃんは、生地をヘラでとって型の中に入れていく。




ボクはボウルを持って支えている。




「あ〜、もうこのタイミングから早く食べたくって仕方がないよ!」

「イチゴくんは食いしん坊だねぇ」

「もう!違うよー、アンズちゃんと甘いものが大好きなだけ!」




ボクがそう言うと、アンズちゃんはちょっとだけ嬉しそうに頬を染める。


うん、アンズちゃんはちょっとちょろいとこあるんだよね。

ボク、心配だなぁ〜…。