レモンくんは驚いたように目を見開いたまま固まってしまっている。 けれど、ゆっくりと私の目を見てくれた。 そして、顔を真っ赤にしたあと、こう言った。 「ま、まぁ…知らないけど、そんなの。感謝してあげないこともない、かもしれない」 どこまでも素直じゃない、レモンくんらしい言葉を聞きながら、私は微笑んでクッキーに手を伸ばした。