果実と恋のバスケット




レモンくんは驚いたように目を見開いた後、席から立って私の前に仁王立ちした。




「えっ、えっ…?」

「オレが?」





若干の威圧感を感じて私は首を縦にコクコクと振る。





その行動に照れたような表情を見せたレモンくんは、真っ赤な顔で、それでも素直に「うれしい」と微笑んだ。


しかし、レモンくんは次に苦みを含んだ表情を見せた。




「…オレは、あんまり褒められないから」