果実と恋のバスケット






薄力粉と檸檬の皮を混ぜて、これで生地は完成。




ふうっと2人で息を吐いたところで、レモンくんがふと呟いた。




「…ちゃんと、教えてくれるんだな」

「えっ?」

「なんでもない」





レモンくんはまた眉間にシワを寄せて黙ってしまう。



な、何か気に触ることをしてしまったのかな…?





慌てる私を前に、レモンくんは少し眉間のシワを和らげて、私に聞いた。