「いたっ…」 「は?何?」 果汁をだいたい絞り終えたレモンくんが訝しむようにこちらへとやってくる。 「あ、ご、ごめんね!ちょっと引っかかっちゃったみたい…でも血は出てないから、大丈夫だよ!」 「あっそ…。気をつけろよ、怪我されたら面倒だし、そのっ…」 レモンくんは言葉の途中で顔を真っ赤にしてつっかえる。 私が首を傾げて言葉を待っていると、レモンくんは耳まで真っ赤になってしまった。 「あー、なんでもないっ!とにかく、大丈夫なんだな!?」 「う、うんっ…心配してくれたの?ありがとう」