果実と恋のバスケット




言葉少なに頷いた彼は、テーブルの上に材料を用意する。

今回は、レモンくんが事前に材料を用意しておいてくれたみたい。



メールでは『当日に用意するのめんどくさいから材料教えろ』とだけ書かれていて、私はちょっとこわごわしながらもメールで材料を送信したんだ。


このメールの本心は、どういうことなんだろう。



付き合いが短い私には、まだレモンくんの本心を知り切ることができない。






レモンくんは足と腕を組んでソファーに座っている。



レモンくんは、学校でも似たような態度をしている。

他のみんながニコニコと女の子たちの熱烈なアピールの対応をしている中で、レモンくんだけは塩対応で、冷たく女の子たちをあしらっている。

そんなところも好きだと思っている子もいるみたいだけど…。