果実と恋のバスケット





「あたしもそのイケメン男子の1人みたいな子見かけたんだけどね、めっちゃイケメンなの!ロン毛で、タレ目で、優しそうなイケメン!」

「そうなんだ」

「もう、アンズ!興味ないのが見え見え!はいっ、できたよ!」




そんな噂話を話しながらも、ココアちゃんは手を休めることなく私の髪を結っていく。

私がやるよりも数倍きれいなツインテールができて、私はココアちゃんにお礼を言うと、そろそろかなと思って席についた。



思った通り、私が席についたすぐ後に先生がやってきて、ホームルームが始まる。



挨拶や連絡事項を終えて、先生が口を開いた。




「えー、今日はこのクラスに転校生が来ます」