果実と恋のバスケット




「危なかったね…ん、美味しいっ!」




手のひらの上に落ちてきた林檎を口の中にいれると、リンゴくんは手のひらをぺろりと舐めて嬉しそうに笑う。




「良かった!上手にできたみたいだね…」

「あ、そうだ。僕、紅茶淹れるよ。アンズちゃんは先に座っておいて」




2人でお皿を運び、私はテーブルにつく。


リンゴくんはアップルパイのお皿とフォークを向かい側に置いた後、キッチンに戻って紅茶の用意を始めた。



ティーバッグを用意して、お湯を注ぎ、ティーポットからカップに注ぐ。


私の目の前にコトリと置かれたカップからはゆらゆらと湯気が立ち、飴玉色の液体が揺れている。