果実と恋のバスケット





「すごいね、リンゴくん!見ただけで覚えちゃったの!?」

「アンズちゃんの手の動きを真似したら出来たんだよ。ありがとう」



リンゴくんがふわりと綺麗に微笑む。


その美しさに、思わず顔が赤くなりかけるけど、慌ててパイの方に顔を向けてごまかす。




フォークでしっかり押さえたら、卵黄を表面にハケでしっかり塗る。




「あとはオーブンに入れるだけ!」

「わぁ〜…!すごい!2人でやると、意外とあっという間だったね。すごく楽しかったよ!」




オーブンで焼き上がるのに時間がいるから、私はリンゴくんの部屋にお邪魔することになった。