「アンズ〜?遅刻するわよ〜?起きてるの〜?」 パチリ、と目を開けると、窓から差し込む朝日が眩しい。 母の声とベーコンエッグの香ばしい香りが私の部屋まで流れ込んでくる。 いつも起きる体勢と違うと思って体を起こすと、腕の下にはスケッチブックが。 美しいタルトのイラストを見て、私の目はぱっちりと開く。 そうだ、私…! 昨日、スケッチを描きながら眠っちゃったんだ…!