果実と恋のバスケット



「おっ、オレも別に、交換してやってもいいけど…!」

「まったく、もう…レモン、そんなんだと一生交換してもらえないよ」

「は…⁉」




レモンをからかい半分に煽ると、レモンだってちゃーんとアンズちゃんと連絡先を交換してしまった。




「アンズ、送ってく」

「べ、別にいいよ、すぐそこだし…!」

「うちの庭、広いから迷子になるかもだろ。そろそろ暗いし、甘えとけ」




ミカンがスッとアンズちゃんの荷物を持って立ち上がり、アンズちゃんは慌ててミカンを追いかけるが、途中で振り返り、




「お邪魔しました…!また明日ね!」





と、律儀に頭を下げていく。