果実と恋のバスケット






もう、やっぱりだなぁ…。




ケンカに混じりたくない僕は、そっとアンズちゃんのそばに脱出する。


アンズちゃんは苦笑いで4人を見ていた。




「子供で困っちゃうよね」

「リンゴくん…ううん、全然。信頼し合っているのが分かって、兄弟みたいで羨ましいなぁ…」

「兄弟?」




意外な言葉に、僕は目を見開く。




「ブドウくんが長男、ミカンくんが次男で、リンゴくんが三男。レモンくんとイチゴくんが四男と五男、みたいな感じかなぁ…」

「あはは…僕、一番苦労するポジションだからね…」