余命宣告を受けた地球の中で私達は恋をした。


「今日は楽しかったな……」



ポツリッと一人でそう呟く。



多分今日は寝つきがいいだろうなと思いながら歩みを早めた。



「奏太君っ」



えっ?今俺のこと誰か呼んだか?



一人だと思っていたから突然名前を呼ばれて肩が跳ね上がりそうなほどびっくりした。



さっきお化け屋敷入ったからだな……



少しの恐怖心と好奇心から後ろを振り向く。



「あっあんたは……」



そう、さっき俺の名前を呼んだのは四季だったのだ。



息が上がっているし俺の事をつけてきたわけではないのだろう。



「ごめん、急に、でも話しときたいことがあって……」



荒くなった息を無理矢理整えて俺に近づいてくる。



なんかいつもの四季じゃないな……



いつもは冷静沈着で焦っている所なんて見た事なかったのに今は心なしか焦っているように見えた。