大我先輩は唇を離すと、色気があふれ出した伏し目で私を見つめた。
「ひゃぃぃ…っ」
こんな!確認方法をとられると!私!心臓がいくつあっても足りないんだけど!!
いっそ全身がまっかになっていそうな私を見た大我先輩は、ふっと笑ってもう一度私にキスをする。
「~~~っ!?な、なんで…っ!?」
「俺がしたかったから」
「っ!!」
あ、私、今日が命日かも。
いつはれつしてもおかしくない心臓を胸に抱えて、私は最後に感謝を伝えておこうと、気合で口を開いた。
「大我先輩…」
「なんだ?」
「優衣先輩が…校内が平和になった気がするとおっしゃってたんです…“力は正しく使うもの”だと広めてくれて、ありがとうございます…」



