顔面国宝からくり出される“好き”はやっぱり強くて、いまだに目をうるませてまっかになってしまう。
私、夢のなかに生きてるんじゃないかな。
これが本当に現実であっていいの?
一瞬たりとも目を離したくないから、大我先輩のお顔を見つめながらほおをつねると、ちゃんと痛かった。
「…なにしてるんだ?」
「いえ、これ現実なのかなと思いまして…」
「…」
大我先輩は目を細めると、私の耳裏に手を差しこんで、顔を寄せる。
あれ?この感じ、まさか?と思った直後、大我先輩はゆっくり唇を重ねた。
爆発したと錯覚するほど、心臓が勢いよく拍動する。
「…現実だろ?」



