【短】不良ぎらいだけど面食いな私VS超イケメンな不良



「~~~っ!?!?」


「かならず勝つ。見ててくれ」




 凛とした瞳に射抜かれて、私は目をうるませながらコクコクコクとうなずいた。

 大我先輩は動けなくなった私の手を引いて、4階に上がる。

 それから、3年1組の前に立って、滝高トップの男に声をかけた。




「吉田強二。あんたに、タイマンを挑む――」